武者小路実篤の言葉

  • Posted on 5月 8, 2013 at 11:23 PM

武者小路実篤の、素朴ながらも情熱的な文章が好きです。一時は武者小路実篤の作品にどっぷりはまってしまい、彼の小説をいつも鞄の中に入れて持ち歩いていました。東京都調布市の「武者小路実篤記念館」に足を運んだぐらい、武者小路実篤に夢中でした。
作品の中では、やはり名作とうたわれている「友情」がよいですね。物語のラストあたりの高揚感がたまりません。
ところで、武者小路実篤の言葉に、次のものがあります。
「雨が降った それもいいだろう 本が読める」
私はこの言葉が大のお気に入りです。
人間に天候を左右することはできません。でも、心を柔軟に保ってさえいれば、自分自身のほうを自然に合せることはできます。
人生において、どんなに頑張ってもうまくいかないことはありますが、そんなときは、周囲を思い通りにしようとするのではなく、自分の方から周囲に適応できるようにすり寄っていくことが肝要です。しかし、嫌々ながら妥協するのではなくて、適応した自分の状況やその変化も楽しめるようであってこそ、真に幸福でいられるのではないでしょうか。私はそのような柔軟な人間になりたいです。そういった私の願いを、武者小路実篤のこの言葉が巧みに代弁してくれているような気がしてなりません。

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